アウトプットは、脳内「和文和訳」で、自分フィルターを突破せよ!! 

中国語の基礎を一通り学習が進むと、自分が習った中国語をつかってみたいと思うかもしれません。

しかし、中国語で会話をするとき、自分のほんとうに言いたいことが、言えない、伝わらないで、もどかしい想いをすることは、必ずでてきます。

表現が未熟で、自分の考えていることを、十分に伝えきれないというジレンマは、アウトプットするときには、避けられません。

そのとき、自分の日本語のニュアンスを完全に伝えようとすると、何も、しゃべれなくなってしまいます。

そのときに、頭の中でしてみるといいのが、和文和訳です。

 

自分の考えていることを、中国語で表現する場合、自分の思考言語を、いったん平易で教科書的な表現に置き換えてやるのが「和文和訳」です。

たとえば「最近、仕事のほうはどうでしょう?」と聞かれたとき、本当は「いやあ、最近、手間がかかって、仕事が大変です。」と言いたいとします。

しかし「手間がかかる」なんて、中国語は習った覚えはない。そういう時、自分の手持ちの表現に近づけるべく、日本語を和文和訳して、単純化するわけです。

「手間がかかる」→「面倒だ」→「麻烦」といった感じです。

また「大変」というのも、意外に中国語に訳しにくい単語なので、ワンクッション入れて、「大変」→「忙しい」→「很忙」とする。

すると「最近麻烦的事情很多。工作很忙。」くらいの感じになります。

 

アウトプットが上手な方は、この和文和訳という変換を、無意識的に、頭の中でやっているはずなんですね。で、何回も何回も、同じような変換を続けていると、もう、和文和訳せずとも、ダイレクトに中国語がでてくるようになるわけです。

ここでポイントは、この脳内「和文和訳」の過程で、日本語特有の細かいニュアンスが、そぎ落とされるわけですが、それはもう仕方ないと腹をくくるよりしょうがないです。

日本語の持つニュアンスを100パーセント余すところ無く訳そうとするのが、土台無理な話なのです。それが文化の違いというものですから。

会話が上手い人というのは、その辺りのはしょり方が上手い人といえるかもしれません。

 

会話でアウトプットをするときは、必ず、自分の思考フィルターを通さなければなりません。なので、言葉や自分の考えに対するこだわりが強く、複雑な思考をする人ほど、苦労するかもしれません。

ただ、その自分フィルターを突破して表現できるようになれば、そういう人のほうが、案外、味のある中国語を話せるようになるかも知れません。