四川人不怕辣,湖南人辣不怕,貴州人怕不辣

2021年5月26日

中国で生活をしていて、困ることの一つが、食生活ですね。

中華料理は辛かったり、味付けが濃いものが多いので、中華ばかりだと、結構、つらかったりします。

自分は、辛いものは問題ないほうですが、それでも、四川料理、湖南料理など、唐辛子(辣椒)の入った料理は、ちょっとしんどいです。

日本人の方で、そういう料理を食べるときは、注文のとき「不辣(bu la4)辛くない」とか指定したほうがいいかもしれません。

ただ、そういう料理というのは、辛さとうまみがセットになっており、辛いからと言ってそれを抜くと、旨みまでなくなってしまいますので、「微辣(wei1 la4)ちょい辛」くらいがちょうどいいかもしれません。(写真は、湖南料理の代表的メニューの、鱼头(yu2tou2)ですが、魚の頭に、とうがらしを一面にまぶしたもの。)

ちなみに、辛さといえば、このようなことわざはご存知でしょうか。

四川人不怕辣,湖南人辣不怕,貴州人怕不辣
(四川人はからさを恐れず、湖南人はからくとも恐れず、貴州人はからくないのを恐れる。)

このことわざは、中国人の中でも特に上記三省人は、からいものが好きで有名という例えで、大体の中国人はよく知ってます。

四川人は「麻婆豆腐」に代表される「麻辣(ma2 la4/しびれるような辛さ)」を好み、湖南人は唐辛子の「ピリ辛」を好みますが、(からくないことを恐れる)貴州人というのは、かなりマニアックな人といえるかもしれません。

(補足:この四川人、湖南人、貴州人の順番というのは、かなり適当のようです。また貴州人のかわりに、湖北人、江西人を入れることもあるようです。)

ちなみに、中華料理のなかで、四川料理(川菜(chuan1 cai4))は四大料理に、湖南料理(湘菜(xiang1 cai4))は八大料理に分類されるようで、川菜と湘菜は親類関係に当たるようです。

ミニ知識

Posted by 老板