交換レッスンが長続きしない4つの理由

2021年3月20日

中国語に限らず、新しく言葉を学ぼうとするときに、できるだけお金はかけたくないと思うのが人情かもしれません。

最近では、いろいろな教材も出回っているし、ネット上にも、ツールは溢れかえっています。ただ、こういった教材、ツールというのは、独学用で、語学の習得と言う意味では、やはり限界があります。かといって、教室へ行けば、結構、まとまったお金が必要となるし・・・。

そんなときに思い至るのが、交換レッスン(互相学习)ではないでしょうか。

2時間のうち、最初の1時間は、自分が相手に日本語を教え、次の1時間は、相手から中國語を教わる。これなら、お互いに、お金もかからないし、結構、いいように思えます。

しかし、これが意外に難しいのです。自分も、何度か、チャレンジしたことがありましたが、長続きしませんでした。

「何故、続かなかったのか?」ということですが、以下、思いつくままに、理由を述べてみたいと思います。

(ちなみに、以下は、あくまで自分の失敗経験に基づく意見です。交換レッスンを否定しようという趣旨ではないので、ご了解ください。)

交換レッスンが長続きしない4つの理由

1 素人どうしで効率が悪い

交換レッスンと言っても、お互いに教えることにかけては、しょせん素人なので、時間対効果が薄いと言うことがあります。

もちろん、それを承知でやっているのでしょうが、お互いの教授能力に差があったりすると、教えるのがうまい人のほうが、フラストレーションをためることにもなりかねません。

ちなみに、交換レッスンではないですが、以前、ある駐在員が、あまり日本語が上手ではない中国人にレッスンを頼んだところ、ある単語を説明するのに、一言、日本語で言えばすむところを、中国語で延々説明をうけ、その意味を理解するのに30分もかかってしまったとのことで、こうなると、もはや悲劇(喜劇?)としか言いようがありません。

2 自由すぎて困る

交換レッスンというのは、とにかく自由なので、何をやるにしても、いちいち決めなければならないことが多いです。そういう「何でもしてもいい」状態というのは、実はかなり大変で、どう授業をすすめるか?どう会話を成立させればいいか?ということを考えるだけで疲れてしまいます。

ある程度のガイドラインやカリキュラムがなければ、単なる雑談になってしまいます。お互いがおまかせ的な人だと、容易に崩壊してしまうのではないでしょうか。

カリキュラムもなしに学習しようというのは、いわば、シナリオを持たずに、舞台に立って、じゃあ、何かやってみてと言われるようなものです。

3 リスクがある。

知り合いや友人の紹介であるならばともかく、赤の他人とコンタクトをとる場合、当然それに見合ったリスクは覚悟しなければなりません。

それでも、女性同士なら、まだいいですが、あなたが女性で男性と会うとなると、結構、気を使うかも知れません。場所、時間帯についても、注意を払わなければなりません。しかも、お互いに異文化ですから、相手が実際、何を考えているかというのは、容易にわかりかねます。(コレに関しては、最初から、同性に限定しておけばいいということもありますが)

4 そもそも交換可能なモノか?

そもそも論となりますが、交換というものは、Aというもの(サービス)とBというもの(サービス)が、等価値であって初めて成立する形式です。

交換学習の場合、個人の能力とかやる気に左右されてしまい、サービスの質も一定になりにくく、完全な交換になりにくいのが実情ではないでしょうか。

一方がかなり教える準備をしているのに、もう一方が単なる雑談程度の認識であると「こっちが、これだけやってあげているのに、向こうは・・・・・」という不満もたまりやすく、簡単にバランスが崩れてしまいます。

 

以上、交換レッスンが長続きしない理由について、自分なりにあげてみましたが、重ねていいますが、自分は交換レッスンを否定しているわけではありません

もちろん、お互いによいパートナーを見つけて、うまく交換レッスンをやっている方もおられると思います。

ただ、そういう場合は、当事者同士が主体的に努力しているか、お互いが言語をそれなりに習得しているか、精神的に余裕があり許容力が高い人同士だとか、の条件が必要だと思います。なので、初心者よりもむしろ、中上級者向けといえるかもしれません。

交換レッスンには、いろいろとメリットはあるのは確かです。一番、大きいのは、お金ですが、自分が教える立場に立つことで、見えてくるものもありますし、あとは、レッスンとは別に、思わぬ出会いもあるやもしれません。

学習方法

Posted by 老板