「躺平族」「穷忙族」・・・中国の世相を反映する「〇〇族」

2021年6月23日

最近、中国の若い人の間で、「躺平族(たんぴんずー)」(寝そべり族)という言葉が広がっているそうです。

家を買わない、結婚しない、子供産まない、高額消費しないという若い世代のことらしいですが、「どっかの国で聞いたような・・」と感じるのは、自分だけではないでしょう。

この他にも、中国には「◯◯(zu)」という言葉が結構あり、今の中国の世相を反映しているものが多いです。

以下、中国の「◯◯(zu)」について、紹介してみます。

「躺平族」「穷忙族」・・・中国の「〇〇族」について

躺平族

躺平族(tan3 ping2 zu2)」とは、「寝そべり族、横たわり族」くらいの意味で、家を買わない、結婚しない、子供産まない、高額消費しないという、頑張ることをやめた若い世代のことを指す。

現在、中国では、大学をでても就職も困難、自分のサラリーだけでは家も買えず、若者の間で、頑張っても仕方ないという空気感ができつつあるようです。

躺赢(tang3 ying2)寝そべり勝ち」という言葉まであるらしく、そういう風潮に、中国政府は危機感をもっているようです。

低头族

低头族(低頭族)(di1 tou2 zu2)は、スマホを眺めて頭を低くしている人のことを指します。スマホ時代を反映してか、中国でも最近、どこもかしこも、低頭族です。

ながらスマホをする人も多く、自転車やバイクに乗りながら、スマホを見たりしていたりするので、結構、危なっかしいです。

月光族

月光族(yue4 guang1 zu2)は、給料をもらったら、その月の間に、全部使い果たしてしまう人のこと。宵越しの金はもたねえという江戸っ子気質。

「◯光(guang1)」というのは、「◯◯しつくす」という意味があり、普通は、「吃光(食べ尽くす)」「用光(使い尽くす)」という形で使いますが、「月光」で、月のうちに使い尽くすくらいの意味になるようです。

要するに、浪費家のことで、特に若い人を指すようです。

上班族・工薪族

上班族(shang4 ban1 zu2)は、いわゆるサラリーマンのことで、普通によく使います。工薪族(gong1 xin1 zu2)というのも、サラリーマンですが、こちらは、労働力を提供して、他人に雇われてサラリー(薪资xin1 zi1)をもらって生活しているというニュアンスがあり、ちょっと贬义词(bian3 yi4 ci2/けなし言葉)のようなところもあるようです。

あと、ホワイトカラーのことを「白领」(bai2 ling3)なんて、呼んだりします。白いえり(领)ということで、そのままです。

ちなみに「社畜」に相当する中国語というのは無いようで、「社畜」を百度で検索したところ、『日本のネット用語で「上班族」の贬义词(けなし言葉)』と紹介されてました。

「社畜」というのは、やはり日本特有の現象なのかもしれません。

闪辞族

闪辞族(shan3 ci2 zu2)とは、電光石火のごとく、すぐに仕事を辞める人のこと。国民性なのか、こらえ性がないからかはしりませんが、中国人というのは、すぐに仕事を辞める傾向にあります。しかも、若い人ほど、その傾向が激しいです。

まあ、このあたりは、日本と同じ状況だと思いますが、年を取ったら、仕事は辞めるに辞められないので、転職は、若いときだけの特権なのかも知れません。

ちなみに、ジョブホッパーのことは、中国語で「跳槽(tiao4 cao2)」といいます。

穷忙族

穷忙族(qiong2 mang2 zu2)は、貧乏暇なしのことで、要するに、ワーキングプアのことですね。

 

啃老族

啃老族(ken3 lao3 zu2)とは、すねかじり族の意味で、要するに、中国語でニートのことです。啃(ken3)はかじるという意味。

あまり聞く機会は少ない言葉ですが、中国でも、ニートは一定数、存在するのかもしれません。

 

哈日族

哈日族(ha1 ri4 zu2)は、日本のアニメ、漫画の類が好きで、日本人以上に日本のことを愛してやまない人たちのこと。主な生息地?は台湾や香港ですが、大陸にも一定数います。

以前、よく聞いた言葉で、今、使っているかどうか知りませんが、一応、あげておきます。

追星族

追星族(zhui1 xin1 zu2)は、「明星」を追いかける人のことで、要するに「追っかけ」のこと。