中国で英語が通じない本当の理由とは?
日本人のお客さんが中国へ来て、よく言われるのは、「中国って、全然、英語、通じませんよね。」ということです。
確かに、中国というのは、英語が通じない。スタバ(星巴克)とかごく一部の場所を除けば、通じる場所は本当に少なく、ある意味、日本以上といってもいいかもしれません。
日本人というのは、英語の知識は持っているけれど、喋れないという感じですが、中国人というのは、そもそも、英語の知識自体を持ち合わせていないという印象がありますね。(ちなみに、ここで言うところの中国人というのは、その辺の店で働いている一般の店員さんとかの話で、オフィスで働いている中国人とは違います。)
いろいろ、理由はありますが、一番、大きな理由は、外来語を取り込むときの問題だと思っています。
日本語というのは、外来語を取り込むときには、カタカナという便利が道具が有るので、音をそのまま、カタカナに置き換えてしまえばそれでおしまいである。
どんな難しい言葉も、そのまま、カタカナにしちゃえばOk。ロックダウンとか、いつの間にか、浸透しています。(でも、その分、意味もわからずに使ってしまっていることも多いですが。)
しかし、中国語の場合、そんなに簡単にはいきません。
たとえば、「インストール」だと、中国語で「安装(an1 zhuang1)」、「コンビニエンスストア」は「便利店(bian4 li4 dian4)」みたいに、結構、意訳が多いので、英語を取り入れるとき、全く、別の単語になってしまうというわけです。
ちなみに、音訳では、カラオケ(卡拉OK)とか、コカコーラ(可口可楽)とかが、あります。
というわけで、中国人が、英語に疎いのは、そういうところにも理由があると思います。
もちろん、意識の高い中国人は、英語の知識は持っていますので、人によるということですが、全体的な印象としては、そういうことです。
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