中国語のいわゆる「辞書学習」について

2021年5月27日

今日は、紙の辞書について、お話したいと思います。

最近は、電子辞書がありますので、紙の辞書は使わない人がふえたかもしれません。

かくいう自分も、電子辞書を使い出してから、紙の辞書は、ほとんど使ってないです。というか、最近では、電子辞書すら使わず、携帯のかんたんな辞書アプリで済ませてしまっています。

しかし、紙の辞書は紙の辞書で、まぁ良い点もあるんですね。

そもそも、辞書っていうのは、普通は、わからない字を調べるためにあると思うんですけども、自分はたまに、辞書を読むために使う時があるんですね。

で、これが、ハマると結構、面白かったりします。

 

例えばどこからでもいいんですが、あのページをパラパラめくってみます。

で、その際ですが、自分は、黄色いマーカーを使って、自分が習ったことがある言葉を、チェックしていきます。

中国語を1年以上、習ったことがある人であれば、もう、二、三ページに、一単語は必ず、知っている単語が出てくるはずです。

「ああ、これは習った。あれも習ったな。」っていう感じで、見覚えのある単語をマークしていきます。

例えば、以下のような「经(jing)」だと、「经济(jingji)」「经过(jingguo)」「经理(jingli)」など、関連語をチェックしていくと、いままでバラバラだった知識がつながったてきます。

 

あと、熟語だと、例えば「虽然・・但是・・」とか「一・・就・・」とか、有名な熟語でこれは使えそうだなというときは、紅いボールペンで、アンダーラインをひいたりしています。

また、「この単語って、tではなくdだったのか」とか、「この単語は、二声ではなく三声だったのか」とか、発音の間違えも修正されてくることもあります。

あと、「中国語っていうのはiから始まる言葉ってのは無いんだなぁ。」とか、意外な発見があって面白いです。

 

そういうふうにしていくうちに、ページをめくるたび、マーカーのラインが増えていくと、また、自分の頭の中で、引き出しが増えてくるような感じで楽しくなります。また、同じ単語や熟語が、二回、三回と出てくるので、知識の定着にもなります。

まあそうは言っても、マニアックな学習法なので、万人向けではないですが、ある程度、学習が進んだ人であれば、面白い方法ではあると思います。

 

ちなみに、自分が使っているのは、クラウン中日辞典で、中国で売っていたものです。(冒頭写真)もう、かれこれ14年くらい前に中国の書店で購入したもので、最近、電子辞書が壊れたので、ひそかに復活中です。クラウンは、例文も的確でイラストも多く、おすすめです。