中国語の発音練習で心が折れそうになる!?

中国語の勉強をしていて、時々、ピンインの学習で「心が折れそうになった。」という話をきくことがあります。

何事かというと、たまに発音に超厳しい講師がいて、そういう講師にあたると、繰り返し、矯正させられるのであるが、なかなか、発音が直らず、心が折れそうになるというのです。

講師は、よかれと思って、矯正をしているのですが、生徒にとっては、何度も何度も、発音を矯正されて、嫌になってしまうのですね。(プライドの高いお客さんの中には、講師に対して怒り出す生徒もいました。)

中国語の初級用テキストというのは、たいてい、最初にいわゆるピンインという中国語の発音練習になっていて、集中的に、練習しますが、そこで嫌になって、辞めてしまう人がいます。

中国語の挫折ポイントの第一関門がこの「ピンイン」練習といえるかもしれません。

中国語の発音練習で心が折れそうになる!?

講師に厳しいという自覚がない

まあ、中国語というのは、発音が大切な言語であり、最初の段階で、発音に変な癖がついてしまうと、後々大変だから、あえて厳しく指導するというのは、それ自体は、正しいし、理にはかなっていることなんです。

しかし、だからといって、何度も、同じ音を、矯正させられたのでは、たまったものではない。

発音の修正というのは、捉え方によっては、ダメ出しです。そして、人間というのは、ダメ出しされると、凹む生き物であって、特にプライドが超高い中高年おっさんともなれば、なおさらであるわけです。

しかも、こういう場合、タチが悪いことに、講師は往々にして、自分が厳しいという自覚がなく、良かれと思ってやっているわけです。つまり、しかも自分は正しいことをしている、と無自覚的に信じているので、熱心さのあまり、何回も何回も同じ箇所を矯正してくれるわけです。

しかし、講師にとっては、単なる発音矯正にすぎなくとも、こっちにとっては、何か、人格を否定されたような気持ちになってくる。そして、終いには、心が折れてしまう。

とまあ、そんな感じの、一種のすれ違い状況なわけですが、これは、中国語嫌いを増やしてしまいかねないので、やっかいです。

何が「厳しい」のか?

これは、中国語の発音自体の難しさ(ピンインや四声)に加えて、中国人の教え方に関係があるようです。普通の日本人の感覚からすると、中国的な教え方というのは、一般的に、厳しいと感じてしまうようなのです。

「あの老師は厳しい」という場合、ほとんどの場合は、その人自体が厳しいというよりは、授業のススメ方が厳しいということの意味です。

一般的に、中国人というのは、訓練式の教授法しか受けてないと思われます。つまり、講師が生徒に対して、教えてあげるという、上から目線的なもので、教師というのは、サービス業の一種という感覚がないです。

 

まあ、そのあたりの、駄目だしに対する許容量というのは、個人差があって、日本人でも、案外、平然としている人もいるし、辛いと感じる人もいるわけで、一概にどうこう言えないですが、

ちなみに、自分は、たぶん、後者で、何回も何回も繰り返させられると、たぶん、いやになってしまうタイプですね。

心が折れそうになるまで、発音にこだわる必要はあるか?

では、発音練習で、心が折れそうになるまで、発音にこだわる必要はあるのでしょうか?

もちろん、NOです。

そんなのは精神衛生上、よろしくないし、発音練習で、疲れ果てて、中国語が嫌いになってしまっては、本末転倒です。

もちろん、良薬は苦しで、逃し身体にいいものは、時として、硬くて噛み砕きにくいものであるが、それで歯を折ってしまっては、元も子もない。

では、どうすればいいのだろうか?

講師をチェンジしてもらう

日本人は自分の方に、責任があると感じてしまいやすいが、講師の教える能力ににも問題があることもあります。

例えば、極端な話、発音の矯正というのは、中国人であれば、誰でも出来るので、講師になったばかりの中国人講師は、教える技術が無いから、いきおい、発音の矯正ばかり、熱心になりがちです。

「中国語の発音は大切である」ということと、「教師経験が浅い講師が、発音矯正しかできない」ということは、全く別問題でなのです。

そういう場合は、仕方ないので、講師を変えてもらうより他ないでしょう。

発音にこだわるのがまずいのではなく、どこがどのようにまずいのかを、しっかり指摘できる講師がいいと思います。

発音に優しすぎる講師も要注意

逆に、教室では「無問題」なのに、外へ出ると、通じにくいという人がいるとすれば、それは、教室で、講師が、その生徒の発音をスルーしている可能性があります。

イチイチ、訂正すると授業が進まないということもあって、そうしているのだと思いますが、これも、問題は問題です。

がしかし、そのあたりは、生徒本人がその程度でもいいと思っているかも知れませんし、なんとも言えません。

しかし、本人が、本気で、外でも通じるような発音を目指しているのであれば、もっと厳しく、矯正してもらうように、言うしかないでしょう。

後からわかることもある

また、中国語の発音というのは、後になって、やっと習得できるという面もあります。

学習が進むに連れ、だんだんと、発音のコツが分かってくるということです。

だから、初級テキストの最初のほうに、ピンイン練習があるからといって、最初の何回かで、一気に、習得しようとするのは、土台、無理な話なのです。

イチロー選手のように大選手になっても、素振りチェックするように、発音の世界も終わりがないのです。

ただ、これも程度の問題で、ナーナーでやっていると、最初に変な発音の癖がついたまま、そのままになってしまう人もいます。なぜなら、中国語は、ある程度、通じてしまえば、もうそれでいけてしまうからです。マクドナルド(麦当劳)の店員は「あなたの言っている中国語は、正しくないよ。」とワザワザ修正してくれません。

結局のところ

「じゃ、いったい、どっちなんだよ?」ということであすが、それは、本人がどの程度のレベルと覚悟を持っているかということになりますし、本人の資質次第としかいいようがありません。

音感が、極度に悪い人というのはいるもので、そういう人に、いくら四声の矯正をしても無理なので、限度はあります。

あと、年齢による限界もあります。五十台、六十台の人に、発音を厳しくしてもなかなか矯正しきれないところがありますが、逆に、二十代から三十代までの若い方であれば、今後のことも考えて、多少、厳しめに指導してもらったほうが、いいかもしれません。