「清明節」 中国のお彼岸、リベンジ帰郷現象も
本日4月5日は、清明節(qing1 ming2 jie2)です。
清明節は、日本でいうところの、お彼岸にあたり、一家そろって先祖の墓参りに行く習慣があります。墓地清掃なども行われることから「掃墓節」とも呼ばれるようです。
また法定休日で、4月3日から5日まで三連休となっており、今年は、春節期間中、コロナで移動制限がかけられていた分、いわゆる「リベンジ帰郷(報復性返乡)」現象で、この三連休に、帰郷する人はかなり多くなると見込まれています。
ちなみに、清明節というのは、毎年、だいたい4月4日か4月5日あたりということなんですが、季節の指標である二十四節気というものをもとにしているようです。
二十四節気は、「春分」「夏至」「秋分」「冬至」などで、おなじみですが、「清明」は、その二十四節気のなかで、5番目の節気ということです。
なぜ、清明だけ、特別に祝うのかはわかりませんが、長い冬がようやく終わり、新しい一年が始まる、一年で一番、いい季節には違いないと思います。
あと、清明節で、ちょっと変わった風習といえば、死者が冥土に行っても、お金に困らないようにと、作り物のお札(冥币/ming2 bi4)を燃やす習慣が、あることです。あの世に行ってからも、お金のことを考えているのが、いかにも中国的という感じですね。
ちなみに、冥币は、こういう子供銀行っぽいものが、主流のようです。
ただ、なかには、人民币(ren2min2bi4)にかなり似たものもあって、そういうのは、罰則の対象になるみたいです。
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