黄色い瓜 南の瓜 西の瓜
中国の超级市场(chāojíshìchǎng/スーパーマーケット)、略して超市は、リアルな中国を観察するにはもってこいの場所かもしれません。
スーパーで、キングサイズの野菜や果物が、山盛りになって売られていたり、トリが原型のまま吊るされていたり、魚が水族館さながらに泳いでいるのを目の当たりすると、日本との文化の違いを感じざるをえません。
また日本では見られない珍しい野菜や果物もあり、ぶらぶらするだけでも結構、暇つぶしになります。
買い物がてら、漢字で書かれた野菜や果物の名前を確認していくだけでも、中国語の勉強になるでしょう。
では、以下の野菜の名前は、わかるでしょうか?
「黄瓜 南瓜 西瓜」
答えは「黄瓜(huángguā)」=きゅうり、「南瓜(nánguā)」=かぼちゃ、「西瓜(xīguā)」=すいか、です。
中国語では、これらは全部「瓜(うり)」であって同類のようです。すいかは瓜というのはわかりますが、かぼちゃも瓜なんですね。
また、きゅうりは緑なのに、どうして黄色い瓜なのかという疑問がわかないわけではないですが、うちの近所のスーパーでは、「青瓜」とも書かれていたので、どちらでもいいようです。
しかし、きゅうりというのは、当然きうりが訛ったものでしょうから、やはり元は黄瓜からはじまって、黄瓜⇒きうり⇒きゅうりとなったと思われます。
以下は、ウォルマートで撮影したものですが、「◯瓜」だらけです。茄子(ナス)も、「茄瓜(qiegua)」といって、仲間に入れられています。
また、他にも「香瓜」は、メロン、まくわ瓜のことを、「苦瓜」は、文字通り、にが瓜(ゴーヤ)のことを指します。このあたりは、味そのままという感じです。
ちなみに、中国の「瓜」類は、なぜかキングサイズのものが多いです。ナスもこの通り。
以下の簀の子の上に乗っている巨大なうりは「冬瓜」ですが、もはや爆弾みたいな感じです。中身は、透明で、うっすらとした味があります。
ちなみに、関係ないですが「傻瓜(shǎguā)」は、馬鹿、あほの意味を表します。
あと、以下は、わかるでしょうか?
「红豆 黄豆 土豆」
答えは、「红豆(hóngdòu)」=あずき、「黄豆(huángdòu)」=大豆、「土豆(tǔdòu)」=じゃがいも。
中国では、豆類は色によって、红豆,黄豆,绿豆,黑豆と名前をつけています。中国では、じゃがいもは豆の一種と認識されている?ようです。
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